大阪ミナミと堺をつなぐ
レトロな路面電車「阪堺電車」。
地元の方たちからは「チン電」という愛称で、
親しまれています。
2011年に阪堺線開通100周年を
迎えた今も尚、愛される魅力とは!?
今回、その答えを探るべく、
社内きっての鉄ちゃんスタッフも同行し、
大阪の下町「住吉区」にある車庫を
特別に取材させて頂きました!
ホテルの最寄駅 地下鉄堺筋線「日本橋駅」から
「恵美須町駅」へは、たった一駅。
地下鉄の出口を出ると、
阪堺電車「恵美須町駅」の入口が見えます。
レトロなプラットホームには、カラフルな一両の車両。
「恵美須町駅」から走り出してすぐ、車窓に映る通天閣や、
途中の風情ある町並みを楽しむこと20分
車庫がある「あびこ道駅」へ到着です。
「あびこ道駅」ですでに撮影タイムにはいる
鉄ちゃんスタッフ
阪堺電車の担当者様に案内していただき、
いよいよ車庫へ!
駅から少し歩くと、目の前には、
大正13年に建てられた広い車庫!
数々のカラフルな車両が並びます。
その中には、とりわけレトロ感を放つ
昭和3年製の161形車両も!
各車両の歴史は深く、
実際に、こちらの161形は、
現在も7両が現役で運行されており、
「大切に使われてるなあ。」
と鉄ちゃんスタッフも感心の一言
バラストの上の線路を歩きながら、奥へ。
あたり一面、まるで阪堺電車の博物館!
開業100年を記念して
昭和40年頃の復元車も特別に見せて頂きました!
車内に入ると、大正~昭和初期へ
タイムトリップしたかのようなインテリア!
板張りの床や鮮やかなブルーのシート。
車両見学の途中、
取材班をよそに、鉄ちゃんスタッフと
阪堺電車さんの話が進みます。
たとえば…、「空気ばね」のお話。
昔の車両は、どれも写真(↑)のような「板バネ」。
「ガタン、ゴトン」「ごつ、ごつ」という乗り心地を改善するため、阪堺電車さんでは、1957年、路面電車では日本初となる、台車に「空気バネ」を採用し、現代も通用するスムーズな乗り心地を実現しました!
当時の人たちにもかなりセンセーショナルだったとのことで、
「空気バネ」の車両を待ってまで乗っていた人もいたとのことです。
スタッフの方々にお話を聞いていて感じた
阪堺電車の魅力のひとつ。
それは、昔も今も地域との距離感がすごく近いこと。
「空気ばね」の採用から見れる乗客への心配りもそうですが、車窓から、民家が間近に見えたり。
「ちょっと、おばあちゃんの家まで。」と、子供がひとりで乗っていたり。
街を走る姿を眺めるも良し。乗りながら、情緒ある車窓風景を楽しむのも良し。
変わりゆく大阪の街をレトロ色に彩る「チン電」。
是非、そんな大阪の魅力を体感できる
「阪堺電車」での大阪旅はいかがでしょうか?
今回お話を伺った阪堺電車の松本さんと田中さん。
ご協力ありがとうございました!